人気ブログランキング |

L'amour Fou

a0165490_23442785.jpg
しのつく雨のなか、
映画「イヴ・サンローラン」を観てきました。

この時期にファッションの映画を観ることに
ためらいもありましたが、

イヴ・サンローランというデザイナーは
私たちがこの仕事を選ぶうえで
それぞれ大きな影響を与えられた存在であり、
今だからこそ観るものと思って、出かけました。

学生の頃、フランス映画が大好きでした。
仏女優のカトリーヌ・ドヌーヴが
黒いシックなパンツスーツを着ている写真、
その立ち姿があまりにクールで美しくて、
雑誌から切り抜いて、持っていました。
そのデザイナーがイヴ・サンローラン。
モード誌で見るイヴのアトリエの光景、デザイン画、
21歳でデビューした彼のナイーブな写真、
こういうものすべてが、わたしを洋服の仕事に誘い、
いま、一点ずつ時間をかけて服作りをするクチュリエの
妻になるきっかけとなったのだと思います。

イヴが亡くなったあと、パートナーのピエール・ベルジェ氏は
ともに蒐集した芸術品のほぼ全てを
クリスティーズに出品しました。
世紀のコレクション、という名で呼ばれたオークションの場面は
この映画でもまさに見どころです。
写真は同時期に発売されたオークションのカタログ写真集。

薔薇の季節に、いつか、イヴが眠るマラケシュを
訪れたいと思います。
彼がまた、わたしたちにモードのインスピレーションを
与えてくれることを願って。

by s-yoneyama | 2011-04-23 23:49 | Cinéma  

<< やっぱりTweedが好き La vie en rose! >>