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花水木の咲くころ

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わたしの初夏のはじまり。
それは、
お隣の庭の、大きなハナミズキの花が咲くときです。

日に日に枝先のつぼみがふくらみ、
クリーム色の小さな花があらわれ、
大きく白く花開いていくのを、毎日楽しみに待つのです。

このところ、「春が来た♪」というチューリップ気分を
思いっきり凍らせるような曇天が続きましたが、
雨にもマケズ、このハナミズキはまもなく咲きそろう気配です!

そんな爽やかな花のような、
白いワンピースが出来上がりました。

衿をつけて、アクティブな前開きワンピース。
リボンベルトを結ぶと、フェミニンすぎるかな?
ちょっと思いついて、エルメスのポケットチーフを拝借しました。
このチーフ、書棚の絵柄なんです。
黒×白でアクセントをつけると、
パワースーツならぬパワードレスになりそう。
夏のツイード生地なので、初夏から真夏まで、
お召しいただける機会がたくさんあることでしょう。

これから一息に夏がやってきます!
皆様、軽いジャケットのご注文も、どうぞお早めに♪

# by s-yoneyama | 2010-04-19 23:09 | Haute couture  

ITALIAN TOUCH by TOD'S

ITALIAN TOUCH by TOD\'S_a0165490_2350153.jpg
注文していた写真集が届き、外箱を開ける喜び♪
嬉しい金曜日です。

最近のTOD'Sの広告写真って、ほんとうに素敵ですよね。
わたしは雑誌が大好きなので、
男性誌・女性誌を毎月10冊以上は購読していますが、
このごろはTOD'Sのページが特に楽しみ。

しばらく前から、この写真集のことは雑誌でも見かけていて、
「欲しいな…。見たい…。」と思っていたものの、
どうしても必要な本以外は購入しないと固く決めたこともあり
しばらく注文をためらっていたのです。

でも!
やはり買って良かったです。
これは手元に置いて、いつまでも夢を見られる写真集。
ほんとうにシンプルな白シャツにジーンズ、足元はTOD'Sのローファー。
それだけなのに、なんてラグジュアリーなスタイル!
そして背景は、イタリアの豪奢な邸宅あり、海辺のリゾートに冬の雪林あり、
素敵な一族の乗馬シーンと、まるで映画のよう。
すみずみまで、食い入るように見つめてしまいます。

カラフルなローファーには、白いパンツが良く合いますね。
でもこの写真集にインスパイアされた私は、
ベージュの初夏のパンツを思いついてしまいました!
ゆったりとしたシルエットで、作ってみたい。
そして、ローファーは何色にするか…

週末、TOD'Sのブティックで、う~んと悩んできますね!

# by s-yoneyama | 2010-04-09 23:59 | Style  

Hermé氏に脱帽!

Hermé氏に脱帽!_a0165490_18221181.jpg
とある午後、
足早に新宿伊勢丹B1を通り抜けようとしておりました。

ふと、「誰かがわたしを呼んでいる!?」


そんな気がして、ついと振り向いた先には、
皆様ご存知、『ピエール・エルメ』のブティックがありました。
「なんて久しぶり! すっかりご無沙汰してました」と
ちょっと寄り道。

わたしは断然、イスパハン(薔薇色のマカロン)派なのですが、
この日は、初めて出会う若草色のタルトに一目惚れ!
なんとシックな苔庭の風情でありながら、
抹茶フレイバーをぴりっと引き立てるパッションフルーツの、
また妖艶なこと。

三月に訪れた奈良・秋篠寺の、
しっとりと霧雨にけむる苔の林を思い出しながら
静かな午後のお茶を楽しみました。
エルメさんのお菓子には、いつも物語を感じます。
わたしたちが創る服の一着一着にも、
デザイナーの想いと、お客様のストーリーとが込められて、
どうか長くご愛用いただけますようにと
仕上がりのときには、祈る思いです。

『タルト・サラ』は4月22日までの期間限定販売だそうです。
茶道をなさるかたへのプレゼントにもいいですね。

# by s-yoneyama | 2010-04-01 18:26 | Pâtisseries  

桜の気配に気もそぞろ

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寒い日が続いています。

そろそろ桜も見ごろなのに、
首をすくめて冷たい風に耐える毎日だなんて…
今日はいくらか、春らしくなるでしょうか。

でもどんなに寒くても、お花見の季節ですもの、
この一週間は心ゆくまで、春を感じたい!

昨年は、半蔵門のあたりから靖国神社まで
ゆっくりとお堀をめぐって、夜桜を楽しみました。
流れる水の向こうに満開の桜って、
言葉もない美しさです。
近くで見ても可憐な桜の花ですが、
遠く茫洋と見る桜の山も、これはこれはとばかり、
幽玄でまた格別。

今年はどのコースでまわろうか、
楽しく悩んでいるところです。
夜桜を堪能したあとは、ペニンシュラ東京で軽くディナー。
一階のラウンジで生演奏を聞きながら、
ロビーを行きかう外国の人々を眺めていると、

いま自分は旅行中で、
遅く到着したホテルで食事をしている…

そんな気分になりますよ♪

# by s-yoneyama | 2010-03-30 10:06 | Fleures  

春の出発

春の出発_a0165490_9292072.jpg

まもなく四月ですね。
新しい世界がひらくかたも多いのではないでしょうか。

わたしも自分をリセットするのが大好き。
桜の頃と空港のDepartureって、とても似ていませんか?
どちらも旅立ちと新世界が待っている…
なんて。

外国人のお友達の結婚式に出席されるお客様から
フォーマルスーツのご相談がありました。
春のデイタイム、森のガーデンパーティというシチュエーション。
それならぜひ、柔らかで風に吹かれるような
ピンクのスーツを!

わたしも春のフォーマルにはピンクのパンツスーツを着ます。
え・・・ピンクのパンツ・・・と絶句されたかた、
薄い桜色でシャープなテーラードスーツですから、
全然甘くない、むしろピリっとした辛口スタイルになっています。
アンティーク風のパールの大きなボタンをあしらって、
パリの星付きレストランでも良い席に案内してもらえるという
素敵なおまけ付き☆

そう、外国では「見た目がすべて」。
前述のお客様の場合も、つばの広い帽子を合わせて、
石造りの教会と芝のお庭に映えるスタイルをご提案しました。
パリマダムの貫禄のなかでも、ひときわ輝きますように。
女性を讃えるのが得意なフランス人、
きっと色々な人からお褒めの言葉があるでしょう。

楽しみです。
良いご旅行を!

# by s-yoneyama | 2010-03-12 09:32 | Haute couture